バイト中もずっとそわそわしてた
「淕たち仲良さそうで、良かった」
「え…、あ、淕?ですか?」
「なんか、今日、桐谷さん上の空だね…」
「すみません…」
「淕、続かないと1週間とかで別れてたけど
今回は長いな…って
桐谷さんの友達だから
きっといい子なんだろうね…」
「ふたりとも楽しそうでいいな…」
「桐谷さんは?彼氏とか…?
まだ難しい?
まだ、こわい?」
「え、私は…」
「昨日の彼とか?
淕が言ってたよ
お似合いなのに…って」
ドキ…
上杉…
「そんな、ぜんぜん、私なんか…
あ、店長は?店長はどぉなんですか?
彼女、3年いないって…」
「うん、ダメだね…
あの時の彼女
大好きだったから、忘れられない…」
「え…」
「淕みたいに
もっと軽い気持ちで
恋愛できたらいんだろうけどね…
…
たまにアイツが羨ましくなる…
…
あ、きっと芽唯ちゃんとは
長く続くと思うけどね」
「…好きになりすぎたら…
好きになりすぎて忘れられなかったら…
どーすればいんですか?」
「え…オレにそれ聞く?
んー…
新しい恋してみるとか?」
「新しい…?」
「まぁ、オレも次に進めてないから
わかんないけどねー
とりあえず次の恋をしてみるとか?」
「次の…」
「淕みたいに始まりは軽い気持ちかもだけど
芽唯ちゃんみたいに気持ちが合う子だったら
本気になれるんじゃない?
…
って、オレも今気付いたかも…
ありがと、桐谷さん」
新しい恋
次の恋
私はできるのかな?
上杉は?
次の恋
探してる?



