ドキドキ…ドキドキ…
ぜんぜん集中できない
アレ?私の消しゴム?
上杉のテキストの端にあった
消しゴムに手を伸ばしたら
上杉も掴んだ
手が触れたまま
目が合った
ドキドキ…ドキドキ…
「コレ、オレのだよ…」
上杉の声で
触れてた手を離した
ビク…ってならなかった
ずっと触れてたかった
芽唯と淕がこっちを見た
ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…
「ごめん、私のと同じだったから…」
私が中学の時からずっと使ってる消しゴムと同じ
「うん
コレ、消しやすいよね」
話し方も変わらない
「…うん」
ドキドキ…ドキドキ…
触れた指先が熱くなった



