グラウンドに向かう途中 保健室の窓際 桐谷さんが見えた 「ちょっと、先行ってて~」 オレは群れから抜けて 桐谷さんに近寄った 保健室のガラス越し 外の光が邪魔して反射した ひとは そう呼ばれてた君は オレの知ってる一芭と違って どこか寂しい目をしてた