姉岩「今週さ…」


ガチャッ


樹「おー、休憩とはいいご身分だなっ」


ニヤッと笑いながら、私の頬をつねる樹先輩。


私「いひゃい(痛い)ですーー」


私もやり返そうと手を伸ばすが、リーチが足りずに届かない。
樹先輩は、ニヤニヤしながら頬をぷにぷにとリズム良くつまむ。

私「なにひゅる(する)んですか」

樹「ほっぺた真っ赤」


樹先輩はそう言いながら、手をぱっと離して、姉岩の方に振り向く。



なんか、目が怖いんだけど?!
なんでこんなバチバチした感じなの?
仲悪いの?!


姉岩「お疲れ様です、樹さん」


樹「おつかれーっ」


姉岩が一言切り出した瞬間、樹先輩は笑顔に戻る。
姉岩は、タバコを消しながらこっちに向かってくるけど、なぜか顔が怖い!!


姉岩「(ボソッ)」

‪私「え、いまなん…」


ガチャッ


姉岩「じゃあ、デスク戻りますねー」

樹「おうー、がんばろーなー」

こっちを振り向くことも無く去っていく、姉岩に対して、ひらひらとご機嫌そうに樹先輩は手を振る。