春は個人的にすごく好きだ。


友人と別れるのはとても寂しいけど新たな出会いが待ってる。


今日で高校1年生になる咲坂 葵は胸をウキウキさせながら校門をくぐった。


「友達もいっぱいつくりたいし彼氏とかできちゃうかも〜!!!!!!」


こうして私の学校生活は幕を開けたのだった。





「んっー!やっと入学式終わった、校長の話長すぎ、、、」


私のクラスは1年D組。担任の先生はこれからくるみたい。


「咲坂さん!もしよかったら私と友達になってくれない?」


そう後ろから声を掛けられた私はビックリして変な声を出してしまった


「ヒャイ!?あっっ、、」


振り返るととんでもない美少女が微笑んでいた。


いやもうこれは国宝にしたほうがいいんじゃないかというくらい顔が整っている。


目の形、顔のパーツの配置、とても綺麗な髪の毛。この子をみたら1000人中全員が美少女と言うだろう。


こんなに可愛い子と私が仲良くしていいのかな?


「私なんかと友達になってくれるの??」


「咲坂さんだから友達になりたいな笑」


「じゃあこれからよろしくね!私のことは葵でいいよ!」


「わかった!私は浦瀬 悠里。悠里って呼んで笑」



このときの私はまだ知らなかった。これから一生を捧げてもいいなんて思えるような人に出会うなんて。