「あれっ?!! ちょ、なんかドアめっちゃ閉まってんだけど?!! おおおーーーい!!ふーゆーー! 薬もってきたんだけど?!! 開けてよーー!!!!」 「……ねえ普結くん、鈴木…」 「何も聞こえないし聞きたくない。」 教室の外から聞こえる鈴木の悲痛な声に被せて、ホームルームの開始のチャイムが鳴った。