そんな簡単にまた好きになんて…


私は、小4くらいから、体調を崩しやすくて朝起きれなくて、遅刻をよくしていた。

休み時間に遅れて教室に入ると、莉玖が真っ先に私のことを気付いて、


「先生!柚妃来たよ!」


と担任に伝えて、


「おはよう!」


と、声変わり前の高めの声で言ってくるのが、当たり前みたいな日々だった。


中学校に入ってから、4月の間はなんとか行けていたけど、5月になってしんどくなって、休みがちになって完全に不登校になった。


内申点がオワコンだった私は今、通学型の通信制高校に通っている。

男女関係なく友達はできたけど、恋愛からは数年、遠い世界にいる。


そこに莉玖が。

大人っぽくなった莉玖が、頭から離れない。

とっくに好きになってるのか。

いやでも…。


優柔不断な私は、私のことが嫌いになる。

ああ怖いな。

ただ都合良く扱われるだけなら、好きにならない。

なりたくない。

好きになるだけ傷付くだけだ。

私と離れてた間、他の女の子を好きになったり付き合ったりしてたはずだし。


ふーっと溜め息をついた。

再会すべきじゃなかったんだよ。

そこに1通LINEがきた。


<お疲れ様!俺のこと、意識してほしい。前向きに付き合うこと検討してほしい>


莉玖からだ。

分からないな。

私には莉玖の真意が分からないよ。