そんな簡単にまた好きになんて…



「…もしかして、柚妃、彼氏いる?」

「それはいないけど…」

「じゃあいいじゃん、俺にしときなよ」

「…ごめん、今日は答え出せない」

「あ…そうか。とりあえず今日は、連絡先交換しない?」

「…うん」


私は自分の2次元コードを出した。


「ありがと!じゃ、また次のバイトでね!」


そう言って翻って莉玖は歩き出した。

私はしばらく呆然としていた。

今好きな人がいるわけじゃない。

彼氏がいるわけでもない。

疑心暗鬼になって、受け入れられなかった。

都合が良すぎるんだよ。

私が前に好きだった人から、告白されるなんて。

できすぎた奇跡なんだよ。