その日から僕は自分のメトロノームに合わせて文字を打つようになった


時間はかかるけれど弱々しくリズムを刻むメトロノームを大事にしようと思ったんだ




彼女には本当のことは言えなかった
僕がいなくなることで彼女に死への不安を与えたくなかったから



それから2週間が経った
彼女から新しいメッセージが届いた