何が理由でも、覚えててくれるのは嬉しいな。
「先輩は何食べるんですか?」
「あぐりちゃんは当ててくれないの?」
さすがに分からない。
甘い物がそこそこ好きなのは分かるけど。
「私のと同じにしますか?」
「うん。適当に言ったでしょ」
「半分適当。半分…何となく」
「10割適当って言うね、それ」
そう笑ってくれる。
そして本当に私と同じの頼んでるし。
フードコートの席を探して、意外と空いてたから4人掛けのテーブルを広々使うことにした。
「ホントに同じので良かったんですか?」
「クレープにする?って提案して、あぐりちゃんはそれ頼むよなーって思ってたら、なんか自分も食べたくなった」
確かに、たまにそういうこともある。
分かるけど。
「いつもなら何頼むんですか?」
「男数人で出かけてクレープ食べることないよ。ましてや男1人じゃ、なかなか買わないでしょ」
「いや…女の子と、とか」
「だからー、女の子と2人で出かけたことないって言ったじゃん!」
「2人では無くても、グループで男女各数人でとか」
「中2までは何度かあったけど…」
何か問い詰めてるみたいになっちゃった。



