そんな会話をしながら帰宅。
さて、私は鈴木先輩からのLINEを待つべき?
いや、ここは後輩から誘うべき?
お風呂上がりから、彼とのトークをタップするかしないかを迷い、早15分。
すると、通知が鳴る。
「鈴木先輩っ!」
思わず声が出て、口を押さえる。
トークを開くと…。
<あぐりちゃん久しぶり>
<どこ遊びに行こっか?>
だって。
<どこか行きたい所はありますか?>
<んー、何だろう>
特に、ここ行きたい!ってのはないんだよなぁ。一緒に行くのが鈴木先輩なら、どこでも構わない。
<そういえば、先輩が読んでた本が実写化するみたいですよ>
<太陽と木漏れ日のことだよね?映画観る前に読み直そうと思って、最近読んでたんだ>
<あぐりちゃん、よく俺の本まで見てるね>
先輩のことは、いっぱい知りたくなる。
なんなら、私も読もうって思って、こないだ本屋さんで買ってきて、さくらや別室での自習時間に読んでいた。
<私もこないだ買いました。先輩読んでて面白そうだったので>
<なんかステマしちゃったみたい笑>
<私そんな頻繁に読書する方じゃないですけど、これは楽しく読めました>
<そっか!良かったー>
4日くらいで読み終わったかな。
<じゃあ、それ観に行く?>
<公開は来週だったかな。当日と、すぐの土日は絶対混むから避けたいよね>
映画かぁ…。
その後トントン拍子で日にちと時間が決まる。



