今日も君と話したい



翌朝。

スッキリした気持ちで起きる。


「おはよう、あぐり」

「おはよ」


お母さんが用意してくれていた朝ごはんを頬張りながら、今日の星座占いをぼんやり眺める。

牡牛座はどんな感じかな…。
齋藤あぐり、5月19日生まれでございます。

牡牛座、10位!
予期せぬ面倒事が起こる兆し!?

なぬっ!
何だろう。確認漏れしてた問題が出るとか?
そりゃ恐ろしいな。


先輩と約束した場所に着く。
ポケットに手を突っ込みながら、足元の石を軽く蹴り飛ばしながらぼんやり待つ先輩がいた。


「鈴木先輩っ!」

「あっ、おはよう」


私は会釈しながら駆け寄った。


「あぐりちゃん、星座占いとか信じる?」

「今朝も見てきましたよ」

「お、奇遇だね。俺も見て来た!」

「私10位でした」

「えっ!俺も10位だった!番組違ったのかな…」


私が把握してる限り、あの時間帯で占いコーナーを設けてるのは2つだけだ。


「面倒事が起こる兆しって言ってて、着いたら即教科書確認する気満々です」


そう言っていると、彼はポカンとした。


「え、俺もそうなんだけど」

「教科書確認するのは、まあ大抵の人が…」

「いやいや、そこじゃなくて」


彼は苦笑いしながツッコんできた。

でも、他にどこが…?