今日も君と話したい



テストが始まる。

今日は国語、英語、理科。
明日が数学、社会となっている。

思ってたよりそんなに難しくなくて、ツラツラ解いていく。残り時間10分になったくらいで顔を上げる。

鈴木先輩が、珍しく真面目な顔(失礼)でスラスラ解いている様が目に入る。

やっぱイケメンさんは、勉強してる姿もカッコイイ。好きな人だからかな。


テスト終わり、朝に彼が言っていたように、界也なんざ知らんぜよって顔をしながら、先に会議室を後にする。そして、その角で待っていた。

3分ほど待つと、軽い駆け足でやってきた。


「お待たせ」

「いえ」


そうとだけ返し、普通に歩きだす。


「なんか、こっそり会ってる感じ、ワクワクするね。俺だけ?」

「…ちょっと、イケナイことしてる気分」

「ね。まあ、学校的にはアウトなんだけどね」


その後、他愛も無い会話をして、明日も同じくらいに会うことを約束してバイバイした。

元気、なように見えるけど。
どんな演技で帰ってきたんだろうか…。