『浬沙ちゃん、ポスター貼ってるの?いいよ、俺がやっておくから』

『ありがと!』


ーそんな優しいあの人が。


『いや、山下に優しくしてたのなんか、美桜菜に気に留めてもらうためだから』


だって。

しまいには


『そうでもなきゃ、お前なんかに話しかける理由なんてないんだけど』


だってさ。