意気投合…。
「浬沙可愛い同盟組んだ」
「よく分からない同盟組まないでよ」
「とにかく、羽柴くんは大丈夫だよ。無理じゃないでしょ?」
違う、違う。今回の相手は複雑攻撃型だ。
美桜菜にも直接アタックできるタイプだ。
「美桜菜は甘いんだよ、まだ安心しちゃダメ。いたでしょ?前にも。私に気があるようで、美桜菜にも普通に関わってきて、結局美桜菜でしたってパターン」
「まあ…あったけど」
「そのパターンの、ド直球パターンだよ多分」
1番厄介かもしれないけど、早いうちに気付いて良かった。まだ手は打てる。
「そんなに、羽柴くんのこと信じられない?」
「私のこと好きになる人なんていないよ。横に美桜菜がいて、私が勝てる要素1個も無いもん」
「そんなことないよ、浬沙可愛いよ?だってだって、黒髪ストレートなの綺麗で触りたくなるし、丸顔なの浬沙はコンプレックスって言うけどほっぺぷにぷに触りたくなるし、一重だって目はぱっちりしてるからメイク映えするし、スタイルのバランスばっちりだし…」
「分かった分かった、美桜菜が私のこと好きなのは分かった」
「そういう所と、あと浬沙の明るい笑顔や言動に惚れるんじゃないかな、私は浬沙のそこが好き!」
「…本気で美桜菜と付き合おうかな」
「百合展開?」
と笑い合う。



