「年上?」
「ううん、同い年だよ」
「わー、同い年か」
「名前は?」
「涼、くん」
「名前も爽やか系イケメンかー」
私の彼氏、絶賛されてる。
「琴葉から告ったんだよね!」
「へえー、そうなんだ」
「めちゃくちゃ勇気あるやん」
「…なんか、3人に涼くんのこと爆褒めされたら、私が涼くんと付き合えてるのって奇跡なんじゃないかって思えてきた」
「いやいや、こんなイケメンが存在してるのが奇跡なだけだよ。琴葉は琴葉で魅力あるから、涼くんと付き合えたんだよ」
「…え、なんか、ありがとう?」
「何で疑問形ー」
優奈は笑う。
1週間経ったくらいの昼休みに、涼くんからLINEがくる。
<琴葉の高校、行っていい?会いたい>
会いたい、と直球のLINEだった。純粋に嬉しかったけど、最寄り駅から歩くし、だったら私が駅行くのに、と思った。
<私が駅行くよ?>
そう返すと、すぐに既読がついて
<今日は早めに学校終わるんだ、だから時間に余裕あって>
<それに、早く琴葉に会いたい>
と返ってきた。
オーバーキルだよ…。スマホを伏せて置いて、突っ伏した。
「おうおうおう、急にどうしたよ」
優奈が聞いてくる。
「彼氏にオーバーキルされた…」
「そりゃ死にかけるわな」
「オーバーだから死んでるんだよ」
「あーそっか」



