俺の彼女は魔法使い

「で、部活終わってから友達からメールきて『お前ヤバいぞ!』みたいな。だから焦って監督の家に電話して、必死で謝った…」

「それはそれは…。なんて言うか、何となくその場が想像できる…。でも青春やなぁ~。部活出来るって絶対いいと思う」


「私は部活出来なかったからね」と付け加えながら彼女は笑う


「そう言えば今日は12月1日でしょ?岩崎くんも、ツリーの点灯式見に行かんかったんやな」

「ツリーの点灯式?」

「あれ?今日は時計台のとこのツリーの点灯式の日やってんよ?なんか人多かったやろ?」


「あぁ」と大学を出る時に見た、芝生の所に集まっていた人々を思い出した


「クリスマスかぁ~。クリスマスにいい思い出ないわ…」


と隣で呟く彼女


「思い起こせば、去年は皆受験やし、その前の年は担任と3者懇談やし、後は塾で勉強していた思い出しかないぃ!!今年も塾やし!!私のクリスマスって何なんだろう…」

「俺もクリスマスバイト入れたしなぁ」