俺の彼女は魔法使い

「今回で分かったと思うけど、俺チョーめんどくさい奴かもよ?」


「俺自身も今回分かった事だけど」と付け足しながら、彼女に尋ねかけた


「ふーん、めんどくささで言ったら、私の方が上だと思うけど」


そう言うと、彼女は俺の後ろに回ると後ろから俺を抱きしめた


「………」


彼女が何か言いたそうにしているのが分かるが、自分から言ってこない


「な、何?」


と尋ねる俺に、彼女はなおも黙り続けた


「楠木~いったい何なんだよ!?」
「陽菜って言って……」


耳元でそう言われて、ドキッとしながら「え?」と俺は彼女に聞き返した


「陽菜って呼んでよ……佳奈ちゃんは『佳奈』なのに、私は苗字なんてヤだ………」


そう言うと、彼女はさっきより強い力で俺にしがみついた