俺の彼女は魔法使い

「待って、スキーはこう足の向き替えたら止まるし、何とかなるやん??」

「それがねー、面白い事に私は止まらなかったんだなぁ……」


苦笑しながら彼女はそう言うと「全体的にスポーツ出来ないんだよ!出来るスポーツ数える方が早いもん」と頬を膨らましている

「岩崎くんは?」と尋ねる彼女に「俺は……特に出来ないスポーツはないと思うけど」と答える


「男子って多いよね、そういう人!!なんか、何でもそつなくこなしちゃうの!!ほんと羨ましいんやけどっ」

「でも、俺の場合はたいていそれなりのレベルまでは出来るようになるのは早いけど――」


そう言うと、途中で彼女から「お、言うねぇ~」と笑いながらの横やりが入って、俺は苦笑する

そうして話を続ける


「でも、それ以上にならないってか、なんて言うか―――」

「あー、究められないってこと?」

「そうそう、何か始めた当初は上達が早いから『おぉ、やるやん』的な感じやけど、最終どんどん抜かれていく、みたいな……」

「まぁ、それはそれでええと思うけどなぁ」