俺の彼女は魔法使い

月曜の最後の授業は5限目の『教育原論』

そんなこの授業も、今日が最後の授業

教授の都合で、今日がテストの日になったからだ

4限目が早く終わったので、ダチと一緒に教室の前のベンチでテスト勉強をしていると、ちょうど前方に見えるエレベーターのドアが開いた

開いた扉を何となく見ると、そこから出てきたのは長い黒髪の女性

―――彼女だった

彼女はエレベーターから出てくると、端の方のベンチに座り、電話をかけ始めている


『先ほど電話を頂いたものですけど―――』


話し方からして、仕事のよう

って、聞き耳立ててる俺って何なのだろうか

反省して、プリントに向き直る

論述のこのテスト

教職のくせに持ち込み禁止

勉強をしようと思っても、俺は彼女の事が気になって、内容なんて頭に入らなかった