キミのことが好きすぎて



まぁ、周りがどうであれ、私には悠真先輩しか見えていないのだけれどーー。



「悠真先輩〜!がんばってください」



私の声が届いたのか、悠真先輩が一瞬口角を上げた気がした。


まるで、任せろーーとでも言っているかのように......。


そんな悠真先輩を見ていると、近くにいた先輩方がコソコソと話している声が耳に入った。



「えっ?今あの子悠真先輩って言った?悠真って松木の事だよね?」


「あの松木を名前で呼んだ?あの1年生何者?」



先輩方の言う“あの子”は私の事だろう。

周りに他の1年生居ないし......。

でも、“あの松木”ってどういうことだろうーー?


よし、思い立ったら、即行動が私だ。

今噂話をしていた先輩方に話しかけた。



「先輩、“あの松木”ってどういう事ですか?」



私が聞くと、お互いに顔を見合わせた先輩方ーー。



「あなた、まさか知らないで応援してたの?」



そんなこと言われたって、私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいだ。