悠真先輩の抗議を遮って、鳴海先輩に向かって宣言する。
今日の私のやることは、悠真先輩の活躍を見ることと、私の頑張りを見てもらうことだ。
まずはひとつめをやっていこう。
「先輩、私ずっと見てますからね!」
「っ......、見なくていい」
照れたようにそう言ってコートに向かった悠真先輩。
まったく、可愛いんだから。
頑張ってくださいと、私はその背中に想いを届けた。
そして、試合が始まり数分ーー。
「かぁっこいいっ」
私は目をハートにして骨抜きにされていた。
なんでみんな、悠真先輩のかっこよさに気づかないのだろう......。
沢山ゴールも決めて、活躍しているのに黄色い声援は飛んでいない。
でも、普通に応援はされている。
本当なら、もっとキャーキャー騒がれてもおかしくないと思うんだけど......。
あ、でもライバルが増えてしまうのは嫌なので、複雑な気持ちだ。



