キミのことが好きすぎて



自分達の出番をドキドキしながら待つ。

私達の試合は3試合目。


そして、その直前の2試合目には、悠真先輩のクラスがある。

つまり、悠真先輩の活躍姿が見れるのだ。


この目に、先輩を焼き付けておかなければーー。


一瞬でも見逃してなるものか。

瞬きするのも勿体ないと思うくらいなのだから。


この体育館のどこかにいるはずの悠真先輩を探す。

きっと、次の試合だからどこかには居るはずなのだ。

それに、居たらすぐに分かる。

愛の力でーー。


なんて言うのは冗談だけれど、悠真先輩は目立つからすぐにわかるのだ。


だけど、キョロキョロと見回しても悠真先輩の姿は見当たらない。



「あれ?」



居ないはず無いのに......。



「あ、えっと〜あいつの......」


「鳴海先輩っ」



悠真先輩を探していたはずなのに、先に鳴海先輩を見つけてしまった。

でも、好都合。



「こんにちは。悠真先輩どこに居るか知りませんか?」


「ん?あいつに何か用?」