さすがに限界が来て、倒れ込むように地面に崩れ落ちる。
汚れるのも気にせず、地面にゴロンと転がった。
そんな私を気にもせず、悠真先輩は私が手放したボールを拾って、そのまま何気なくシュートを打った。
パシュッとネットが揺れる気持ちのいい音がする。
あいかわらず、そのフォームはかっこいい。
もしや、私に見せてくれたのはご褒美!?
ふわぁ〜と疲れていた私の目に輝きが戻ってくる。
教えるのは......、スパルタだけど、それでも最後まで付き合ってくれたのは、優しいから。
そんな悠真先輩のことが、私はやっぱり好きだ。
そう、想い直したところで、悠真先輩は更に追い打ちをかけてきた。
「やれば出来るじゃねぇか」
なんと、笑顔でそう言ったのだ。
初めて見る悠真先輩の笑顔ーー。
こんなの、ドキッとならない方がおかしい。
ときめいてしまうに決まっている。
私は、更にやる気が上がった。
「悠真先輩、明日もお願いします!」



