キミのことが好きすぎて



それと同時にボールが私の足に直撃した。



「っ......」



痛いーー、予想通り過ぎてなんとも言えない。


涙目のまま、悠真先輩を見る。

私が痛い目にあったのは、悠真先輩のせいでもあるのだから。


なのに、そんなのまるで関係ないとでも言うように悠真先輩はそっぽを向いた。


もう、先輩のばか......っ!


私は、そう心の中で言う。

もちろん、口に出すなんて事はしない。

そんな事をしたら、悠真先輩はさっさと帰ってしまうだろうから。



「ま、まずはその棒立ち何とかしろ。足前後にして」



ん?なぜかよそよそしくなった先輩。

急にどうしたのだろう。

ちらっと私の方を見ては、視線を逸らしている。


なにかついてる?



「先輩、どうしたんですか?」

「な、なんでもないから、早くしろ。ほら、こうやって......」



やっぱりおかしいーー。

だけど、見本を見せてくれているので、やらない訳にはいかなかった。



「こうですか?」