「......お前、何でワンハンドでやってんの?」
は......?
ワンハンド......ってなんだ?
呆れたようにそう言った悠真先輩だけど、私にはその言葉が理解できない。
「ワンハンドはこうやって打つこと」
私が分かっていないことが分かったのか、悠真先輩は、さっきの様にかっこいいフォームでシュートを打ってみせた。
ボールは当たり前のようにゴールに吸い込まれていく。
なるほど、私が打っていたやり方はワンハンドと言うのか。
これはーー。
「ドラマで主人公がこうやってたからです!」
「はぁ......」
自信を持って言ったのに、なんでため息!?
カッコよかったんだもん。
私も簡単に出来ると思ったから......。
それに、悠真先輩だって、簡単にやって見せてくれたじゃないか。
「お前は力ないんだから、そんな打ち方で届くはず無いだろ......。ボール両手で持って」



