パクッとさらにひとくち分フォークに取り、口に入れた。
「ふぁ......、ん〜っ」
やっぱり絶品。
これは、何個でも食べてしまう。
もちろん、太るしお金も無いので何個も食べるなんて事は出来ないけれどーー。
「ーーそんなに美味いのかよ......」
「え?美味しいですけど?」
もしかして、私の幸せそうな顔を見て興味湧いてきた?
食べたいとか思ってる?
でも、もう私食べちゃってるし、欲しいなら追加で買うのかなーー、このタルト、さっきのショートケーキよりは甘さ控えめだと思うけど。
「たの......っ!?」
頼むんですか?
私はもうひと口食べようとフォークに、ケーキを乗せながら、そう聞こうとしたのにーー。
悠真先輩はあろう事か、私の手を掴んで、自分の方に引き寄せてそのまま、パクッと食べた。
「ーーっ!ちょ、えっ?先輩!?」
私は軽くパニックになる。
だって、悠真先輩が私の手を触ったんだよ?
しかも、か......関節キスなんだよ?



