キミのことが好きすぎて



悠真先輩はいつの間にか席に戻っていて、私の前からコーヒーだけを自分の方に引き寄せ、優雅に飲んでいた。


なんだろう......、先輩の周りだけ世界が違うみたいに輝いている気がする。

絵になるようなかっこよさだ。


ケータイを出して写真を撮りたいところだけれど、怒られるだろうから、目に焼き付けておこう。


私は少しの間、先輩を見て堪能していた。



「食わないのか?」


「食べますよ〜」



悠真先輩を目の奥に焼き付けて、満足した私はやっとケーキに取り掛かった。


目の前に並んでいるふたつのケーキに心が踊る。


まずは、ショートケーキからーー。

普通のショートケーキは中に切ったいちごがあり、上には丸々ひとつ乗っているものが主流だろう。だけど、ここのケーキは一味違った。


まず、上にはいちごがこれでもかってくらい乗っていて、落ちそうになっている。

そして、コーティングされているいちごはキラキラと輝いていた。