「俺も写らなきゃダメなのか?」
えっ?先輩何言ってるの?
写真に写らないつもり?
悠真先輩とのツーショット写真、何としてでも実行したい。
「はい。写真でカップルを証明してもらうようなものですので......。もちろん写真はプレゼントさせていただきますね」
店員さん、ナイス!
そう言われてしまっては、写らないわけにはいかないだろう。
悠真先輩は、渋々席を立って私の横に来た。
ケーキも写るようにテーブルに並べたけれどーー、先輩が遠い。
横には来てくれたけれど、1人分くらい私との距離が空いている。
そんなに嫌なの......?
さすがに、泣きたくなってくるよ。
「彼氏さん、もっとくっついてください〜」
私たちの距離を縮めるように、店員さんが言った。
悠真先輩は、舌打ちしながらも距離を縮めてくれる。
だけどーー。
「もっと寄ってください〜」
店員さん、ホントすごい。
お互いの腕が触れる位の距離まで、私と悠真先輩をくっつけた。



