「帰っていいのか?」
「だっ、だめです!」
良かった、居てくれるんだ。
ということは、ケーキが食べれる!
そして、デート続行だ。
デートと思っているのは、私だけかもしれないけど......。
「それで、どれ食いたいんだ?」
私は、メニューを見て迷った。
いちごがたっぷり乗ったショートケーキも美味しそうだし、リンゴのタルトも食べたい。
こないだは、フルーツケーキを食べたんだよね......。
さて、どうしよう。
「言っとくけど、お前、責任もって食えよ」
「え?」
もちろん食べるけど?
食べたいものがありすぎて、選べないくらいなのだから。
「お前、分かってないと思うけど、俺は甘いの苦手だから」
「ん?」
という事はーー。
「俺の分も食えよ」
その言葉に、私はわかりやすいくらいパァーっと嬉しさを顔に出した。
先輩の分も貰えるということは、ふたつも食べれるのだ。
笑顔にならない方がおかしい。
「悠真先輩っ!」
嬉しすぎて、抱きつきたい。



