キミのことが好きすぎて



一目惚れしてから、追いかけ続けてやっと実った恋は、これからもっとドキドキする予感がした。



***



朝ーー、玄関を出ると、ビュウっと冷たい風が身体を駆け抜け、髪をさらった。

ブルっと震えるけれど、久しぶりに晴れた青空は、気持ちがいい。



「いってきま〜......す?」



元気よく出たはずの私は、家の横に立っている人に目を向けた。


どうしてここにいるの?



「悠真先輩?」


「遅い」


「え?」



この前の土曜日に付き合うことになって、今日はやっと会えるはずの月曜日なのだけれど、まさか、家を出た瞬間に会えるとは、思ってもいなかった。



「先輩、どうしてーー?」


「嫌なら先に行くから」



そう言って、私に構わずスタスタ歩き出してしまう悠真先輩。


寝起きの頭では追いつかない。

......普段でも追いつけるか分からないけれど。って、まずは置いていかないでっ!



「待ってください!嬉しい、凄く嬉しいですから!」