「い、1個上の先輩......」


「それでそれで?」


「冷たくみえるんだけど、話してみると素直じゃないだけで、優しいの......」


「ツンデレなのね!」



あぁ......、恥ずかしすぎる。

なんで私、お母さんにこんな事まで言っているのだろう。


恋愛相談なんてするつもりなかったのに。



「も、もういいでしょ......!」



これ以上は恥ずかしい。私はするりと逃げ出す。



「あっ、ちょっと聞かせてよ〜」


「む、無理っ」



私はそのまま着替えを持って、お風呂場に逃げ込んだ。


あのまま捕まっていたら、今までの事をこと細かく言うことになっていた気がする。

さすがに耐えられない。


軽くシャワーを浴びてスッキリした私は、着替えてそのまま外に出た。

もちろん、沢山着込んで、暖かくしている。


久しぶりの外は、鼻がツンとするほど空気が冷たい。

ここ数日、ベットの住人だった私は、身体をほぐすためにも、少しプラプラすることにした。