空になったお弁当箱を丁寧に包み治して、先輩が言った。
私はくるっと振り返って、座ったまま悠真先輩を正面に見る。
「うわっ、......何だよ」
突然振り返ったせいか、びっくりした先輩が見れた。
それよりも、私は食べた感想が気になる。
今度はちゃんとご飯も入れたし、他のおかずだって入っていた。この前よりは美味しくできたはずーー。
「ど、どうでしたか?」
私の胃袋を掴む作戦は、成功しただろうか。
緊張しながら、反応を待つ。
食べている時は顔が見れなかったから、どう思ったのかは聞かないと分からない。
これが失敗だったら、また次を考えなくてはいけないのだから......。
「う......」
「う?」
まさか、呻き声?喉に詰まるほど不味かった!?
どうしよう。悪くなっていたのか、それとも変なものが混ざっていたのかーー。
一向に続きを言わない悠真先輩に焦って、私は色々考えてしまう。
まさか、不味い以前の問題ーー!?



