キミのことが好きすぎて



マフラーを返すために外そうとしたのだけれど、それを悟った悠真先輩はいいから付けてろと言って私の手を掴んで止めた。



「っ......、はぁ......」



掴まれたところが、ジンジンする。

そのくらい私の手は冷えていた。


悠真先輩は、ため息を付いて一瞬眉間にシワを寄せたあと、私を引っ張って、入口の横の壁に座って寄りかかった。



「早く来い」



そのまま腕を引かれた私は、気がつくと、悠真先輩の足の間に座っていた。



「えっ......?」



いつの間にーー。

というよりも、恥ずかしすぎる。


私が戸惑っている間に、一体何が起こったのだろう。

すぐ後ろに先輩が居る。

それだけでドキドキするのに、今日はさらに距離が近くなった。


次の瞬間、後ろから腕を回され、ぎゅっと抱きしめられた。



「あっ......」



ドキドキしすぎて、心臓が飛び出そうなほど鳴っている。


これは、一体何が起きているの?なんのご褒美!?