キミのことが好きすぎて



1度突撃しているから、今更ではあるけれど、少しの間話すのと、ご飯を食べるために居座るのでは、ドキドキ感が違う。


中庭は、今朝の事があるから、興味津々で見られても嫌だし......。

人が来ないのは、使われてない教室か、屋上かーー。


この時期の屋上なら、寒いから誰も来ないはず。

誰か来るかもしれない空き教室よりはいいか。

屋上で渡すだけ渡して、食べるのは別の場所に移動すればいいし。


私はそう考えて、開いたままだったトーク画面に文字を打ち込んだ。



(後で屋上に来てください)



マナーモードにしているから、タップ音は出ないけれど、先生にバレないようにゆっくり指を動かした。


バレたら没収されてしまうので、見つかる前に私は画面を閉じて、机の横にかかっている鞄に滑り込ませる。

これでよしーー。後は、終わるのを待つだけだ。


ウトウトしてきちゃうような、長い話を真面目に聞いている振りをしながらぼーっとする。