キミのことが好きすぎて



そう言っても、返事が返ってくることはない。


私は冬休みだけれど、両親ともに仕事で家には居ないのだ。

そのため、私はいつも美味しいご飯を作ってくれているお母さんの居ないところで、唐揚げを作らなくてはいけない。


休みの日だったら、作り方聞きながら出来たのに......。

だからといって、作るのを別の日にするつもりも無い。

私は思い立ったら即行動しなければ、気が済まないのだ。



「よし、やりますか」



私は1人、気合を入れて慣れないキッチンに足を踏み入れた。


レシピを見ながら、まずは買ってきたお肉に下味をつけていく。



「うーん、このくらい?」



醤油、みりん、生姜、ニンニクなどを適当にボールに入れて混ぜていく。もちろん、生姜とニンニクはチューブになっているやつだ。

レシピには、分量も乗っているけれど、それ以上にお肉が多いので、当てにならない。

わざわざ計算するのも面倒なので、材料が入ってればいいかと考えたのだ。