それでも、私はこれからやる事に胸を躍らせる。
「ふふっ」
悠真先輩の反応が楽しみだ。
私は身支度を整えてから、近所のスーパーに向かった。
「まずは、お肉〜」
スマホで調べたレシピを片手に、私は必要な物を揃えていく。
お肉と片栗粉とレモンとレタスとトマト......。お弁当には彩りが大事だよね。
私は、次々とカゴの中に入れていく。
調味料は家にあるのを使うとして、必要なものはこれくらいかな?
失敗する事も想定して、多めにカゴに入れているせいで、誰がこんなに食べるんだと突っ込みたくなるような量だ。
腕がプルプルしてくるくらい重い。
「3290円です」
とても、1回のお弁当の金額とは思えない......。
私は、お小遣いを貯めておいて良かったと、心の底から思った。
痛い出費だけど、先輩の好きな唐揚げを作るんだ。
美味しく仕上げなくてはいけない。
私はそう意気込んで、重くなった袋を抱えながら急いで家に帰った。
「ただいまぁ」



