キミのことが好きすぎて



クルクルと変わる表情は、面白い。


チケットがあったおかげか、俺達はすぐに中に入ることが出来た。

暖かい室内はたくさんの人で賑わっている。



「わぁ......。先輩、ふれあいコーナーがありますよ!行きましょう」



壁一面が水槽で出来ている入口に、思わず溜息が零れる。


顔に表情を出す結愛からは、はしゃいでいるのが手に取るように分かった。


しかも、初めに行くのが、子供たちが群がっているふれあいコーナーとは......。

さすが結愛だ。


この冬の寒い季節に、水に手を突っ込む行為をしている大人はまず居ない。


俺も、さすがに躊躇したけれど、結愛は気にせず俺の手を引いたまま子供たちの中に入っていった。


俺は、別にいい......とは言えず、されるがままに引っ張られていく。


そして、あっという間にヒトデを手のひらに乗っけた結愛は、満面の笑みで俺を見た。



「先輩!ヒトデですよ。見てくださいっ!」


「......見ればわかる」