キミのことが好きすぎて



それはそうと、いったい何時になったら、出てくる気なのかと俺は結愛のいる方をちらりと見た。



「チッ......」



思わず舌打ちが出るのも無理はないと思う。

あんな所で、堂々とひとりでいたら、絡まれるのは想像が着く。

短時間だから、平気だと思ったのに、アイツは一体いつからあそこにいるんだ?


俺が見ている先には、いつの間にか、3人の男に囲まれた結愛が居る。



「全く、アイツは何をやっているんだ......」



俺は、呆れながらもこのまま放置するつもりも無いので、ため息をつきながら近づいた。


柱を背にしている結愛は、怖いのか、俯いて震えていた。

背の小さい結愛は襲われているウサギみたいだ。

......実際、襲われているというか、絡まれているけど。


いつもの俺に対しての、強気な態度はどこにいったのだと思いたくなる。


はぁ......と、溜息をつきながら、俺は結愛に近づいた。