キミのことが好きすぎて



ついでにもう1回あの言葉を言ってくれるなら、一石二鳥になる。



「ーーっ、言わねぇよ」



そう言った、悠真先輩の顔は紅く染っていた。



「......!?」



まさか、そんな反応をしてくれるなんて思ってもいなかった。


素敵すぎる!それでも、手を繋いだままでいてくれているのもいい。

離す素振りなんて全く見せていないから、このまま歩いてくれるのだろうか。


私はそれ以上は突っ込まないまま、悠真先輩の後をついて行った。


一応プランは考えたけれど、あのナンパ男のせいで台無しだ。

それでも、悠真先輩が行きたいところがあるならまぁいいかと思うことにした。


駅からバスに乗って10分ーー。

乗ったバスが混んでいたせいで、会話はなかったけれど、さりげなく壁になってくれた悠真先輩に守られながら、向かっていた所に着いた。



「ここってーー」



目の前には、たくさんの人の列がある。

カップルや子連れの家族、友達同士なんかもたくさん。