いつまでも受け取らない訳にはいかないので、私は覚悟を決めて先生の前に出た。
この一瞬で、私の冬休み......クリスマスの運命が決まってしまう。
険しい表情の先生を見て、私はゴクリと唾を飲んだ。
そしてーー。
「お前、頑張ったな」
先生はその言葉と一緒に、ニッコリ笑った。
補習だと言われるのではないかと、ヒヤヒヤしていた私は、先生の言葉を理解した途端、渡された手元の解答用紙を見る。
74点、62点、59点、57点、46点ーー。
左から順番に、数学、国語、理科、社会、英語の解答用紙だ。
赤点は40点以下。
英語だけ点数が低いけれど、この点数なら赤点ではない。
つまりーー、私に冬休みがちゃんと来るって事だ。
特別いい点数って訳ではないけれど、今までの私からしたら、ものすごくいい点数だ。
早く悠真先輩に教えたい。
私はウキウキな気分のまま、自分席に戻った。
「結愛、その表情ってことは赤点じゃなかったのね」
「うん!」



