それ以外は実技だったり、私にとっての得意分野なのでテストはとりあえず大丈夫なのだ。
数学だけではなく、英語、社会、国語、理科の問題も出してくる先輩。
もう、頭の中が詰め込まれた文字でいっぱいになっている。
「よし、ここまでにするか」
「えっ?」
一通りの問題を解いて、間違えた答えの問題はまた説明をしてくれた悠真先輩だけれど、私はまだテストで解ける自信がない。
なのに、もう終わり?
「もう、誰も居ねぇぞ」
そう言われて、図書室の中を振り返ってみると、見事に誰もいなかった。
外は既に暗くなっている。
もう冬だから、日が短くはなって居るのだけれど、夕日が沈んだのは一体いつだろうと思うくらいに真っ暗だ。
はっとなり、時計を見てみると既に19時半を超えている。
たしかに、そろそろ帰らないとだよね。
私は不安な気持ちのまま、悠真先輩に促されるままに広げていた教科書を片付けた。



