キミのことが好きすぎて




***



時間が経つのはとても早い。


気づけば、テスト前日になっていた。



「あぁぁーー」



どうしよう、どうしよう。

一応一通りの範囲は、悠真先輩のおかげで間に合ったけれど、果たして、赤点を取らずに乗り切れるのだろうか......。

不安でしかない。



「おい、この問題の答えは?」


「えっと......、X=4?」



時間が無くて不安な私に悠真先輩が問題を出してきた。


この問題は1学期でもやった、初めの頃のもの。


期末試験なので、今まで習った範囲全てが入ってくる。


悠真先輩に教わらなければ、この問題も解けていたか怪しい。



「ふっ、正解だ」



悠真先輩はそう言って、嬉しそうに笑う。



「じゃあ、次コレ」



そう言って、次々と問題を出てきた。


私は時間をかけながらも、答えを出して伝えていく。


先輩が言っていた、ご褒美は5教科のみなので、とりあえず5教科を中心に勉強していた。