「......あ、あの、先輩は自分の勉強しなくていいんですか?」
「なんだ、教えなくてもいいのか?」
ふっと笑って言う悠真先輩。
それは困る。
もちろん、教えて欲しいに決まっているけれどーー。
そんな私を察したのか、更に言葉を続ける悠真先輩。
「勉強なんか授業聞いてれば十分だ。お前に教えたくらいで、点数なんか落ちねぇよ。お前は黙って教わっとけ」
「......っ!はいっ」
やばい......。悠真先輩がかっこいい。
キュンと胸がときめいてしまう。
授業聞いてるだけで分かるなんて、悠真先輩はやっぱり頭がいいのだと再確認した。
むしろ、頭の作りから違いそうだ。
スパルタだけど、丁寧でわかりやすく教えてくれる悠真先輩に、私は必死に着いていくのだった。
だけど、私の集中力は思ったよりも続いてくれない。
「せ、先輩......少し休憩しませんか?」
「はぁ?まだ始めたばかりだろう」
それは、その通りなんだけれどーー。



