どう思っているのかは、全く想像がつかないけれど......。
「はい!よろしくお願いしますっ」
「っばか、しーっ」
図書室とか、全く気にせず普通の音量で元気よく言った私は、バッと悠真先輩に片手で口を押えられた。
ちなみに、もう片方の手は人差し指を立てて自分の口に当てている。
うるさかったのか、一瞬じろりと周りからの視線を感じたけれど、悠真先輩のおかげで直ぐにその視線はどこかにいった。
それよりもーー。
ゆ、悠真先輩の手が私の唇にっ......。
細くて長い指を口に当てて、しーっとやっている仕草も素敵だ。
どんな行動にもときめいてしまう私は、もう既に重症なほど、先輩に惚れ込んでしまっているのだろう。
私は、静かにするからとコクコク頷いて、悠真先輩に手を外してもらった。
ずっと触っていてもらうのは、私の心臓がもたない。
既に、ドキドキと聞こえるほどに私の心臓は脈打っている。



