「おはーーよう?」
私が教室に入ると、一瞬教室内がシーンとなる。
それにびっくりして、挨拶が疑問形になってしまった。
「結愛!どういう事!?」
「紗奈ちゃん?おはよう、どうしたの?」
周りが動かない中、唯一動いて私の元に飛んできた紗奈ちゃんは、何故かとても興奮していた。
「おはよう。どうもこうも無いわよ!結愛が、あの松木先輩に勉強教えてもらうっていう噂を聞いたんだけど、どういう事!?」
噂?噂になっているの?
今さっきの出来事のはずなのに、情報が届くのは早い。
それよりも、何をそんなに驚いているのだろう?
他のクラスメイトも何故か、私と紗奈ちゃんの会話に耳を傾けている。
「えっと、普通に先輩が勉強教えてくれることになっただけなんだけど......」



