私は、そんなことで怯まないし負けないーーと先輩を見返した。
「はぁ......分かったよ。放課後、図書館な」
悠真先輩はそう言い捨てて、私の横を通り過ぎて行った。
ということは......。
私は先生思わず顔を見合わせる。
「教えてくれるってこと?」
だよね......?
まさに、先生様々だ。
私一人ではきっとこんな簡単に言って貰えなかったと思う。
「先生っ!ありがとうございます。......でも、どうしてここに?」
「良かったな。それは、お前が面白そうなことしてたからーー」
つい来てしまった......と?
全く、見せ物ではないというのに、先生が筆頭して野次馬だったとは。
助けて貰ったから好感度は上がったはずなのに、これじゃあプラマイゼロだ。
「ちなみに、そろそろホームルーム始まるから教室行っとけよ」
先生は、逃げるように校舎の中に入っていった。
もう、みんな逃げるんだから。
私はひとりでとぼとぼと教室に向かった。



