「うわー、どうしよう、まだおむつ用意できてないのにっ」
針と糸、あ、もうこの際、布を切っただけで当てればいいか。うん、そうだよね。縫うのは落ち着いてから。そもそも糸も針もないし。
切ればって、ハサミもない。買わなくちゃ、いや、どこかで借りる?マチルダさんにまた頭さげようかな……。あー。もう。
◆
「おやおや、それは大変。うちに、もう使わないおむつあるから、いくつか持ってこようか?孫が生まれた時にと思って取ってあったんだけど、まだ先だから」
赤毛の女性が声をかけてくれた。
「いいんですか?あの、じゃぁ……できるだけたくさん、あの」
孫ように取ってあったってことは、ちゃんとたくさんあるってことだよね?だったら、赤ちゃん一人分ヨリトの分がすぐにそろうってことじゃない?
買わせてくださいでいいんだろうか?布の値段は高い。おむつの値段は?使い古しの中古のおむつの値段は?分からない。縫うという手間もかかっている。柔らかい方がおむつとしては上等。うーん。むつかしい。
あ、そうだ!
「これで!」
鞄の中から、買った布を取り出して差し出す。
「おむつを作ろうと思って買った布なんですけど、この布と交換してもらえませんか?」
お金を差し出すより角が立たないだろうと思ったら、赤毛の女性が目を丸くする。
「おや、新しい布じゃないか。まだハサミもいれてないんだろう?こんないい布と交換?」
「作る時間もなくて、出来上がったおむつと交換してもらえるなら本当に助かるんです。この布と交換できるだけのおむつをください」
ぺこりと頭を下げる。
「そうだねぇ、お誕生日に新しい服をというのとじゃ話が違うもんねぇ。ありがとうね、この布で子供の新しい服を作ってやれるよ。ちょっと待ってて。すぐに取ってくるから」
赤毛の女性が洗濯の終わった衣類と桶を持って去っていった。
「ふふふ、もしかして縫物が苦手なのかい?今度また困ったら声かけておくれよ。洗濯変わってくれたら縫物くらい手伝ってあげるよ。おむつなら洗濯してる間に3枚は縫えるからね」
「え?洗濯してる間に、3枚も?」
1枚縫うのにどれくらいかかるだろう。裁縫は得意な方じゃないけれど苦手でもない。ミシンじゃなくて手縫いと考えると……。
針と糸、あ、もうこの際、布を切っただけで当てればいいか。うん、そうだよね。縫うのは落ち着いてから。そもそも糸も針もないし。
切ればって、ハサミもない。買わなくちゃ、いや、どこかで借りる?マチルダさんにまた頭さげようかな……。あー。もう。
◆
「おやおや、それは大変。うちに、もう使わないおむつあるから、いくつか持ってこようか?孫が生まれた時にと思って取ってあったんだけど、まだ先だから」
赤毛の女性が声をかけてくれた。
「いいんですか?あの、じゃぁ……できるだけたくさん、あの」
孫ように取ってあったってことは、ちゃんとたくさんあるってことだよね?だったら、赤ちゃん一人分ヨリトの分がすぐにそろうってことじゃない?
買わせてくださいでいいんだろうか?布の値段は高い。おむつの値段は?使い古しの中古のおむつの値段は?分からない。縫うという手間もかかっている。柔らかい方がおむつとしては上等。うーん。むつかしい。
あ、そうだ!
「これで!」
鞄の中から、買った布を取り出して差し出す。
「おむつを作ろうと思って買った布なんですけど、この布と交換してもらえませんか?」
お金を差し出すより角が立たないだろうと思ったら、赤毛の女性が目を丸くする。
「おや、新しい布じゃないか。まだハサミもいれてないんだろう?こんないい布と交換?」
「作る時間もなくて、出来上がったおむつと交換してもらえるなら本当に助かるんです。この布と交換できるだけのおむつをください」
ぺこりと頭を下げる。
「そうだねぇ、お誕生日に新しい服をというのとじゃ話が違うもんねぇ。ありがとうね、この布で子供の新しい服を作ってやれるよ。ちょっと待ってて。すぐに取ってくるから」
赤毛の女性が洗濯の終わった衣類と桶を持って去っていった。
「ふふふ、もしかして縫物が苦手なのかい?今度また困ったら声かけておくれよ。洗濯変わってくれたら縫物くらい手伝ってあげるよ。おむつなら洗濯してる間に3枚は縫えるからね」
「え?洗濯してる間に、3枚も?」
1枚縫うのにどれくらいかかるだろう。裁縫は得意な方じゃないけれど苦手でもない。ミシンじゃなくて手縫いと考えると……。


