「今日はありがとうね、助かったよ心桜ちゃん」 お店の掃除をし終えカフェの制服から学校の制服へと着替え終えると店長が穏やかに微笑んだ。 「いえ…! 役に立てたならよかったです…!」 「心桜は覚えが早いからね〜」 「ははっ、確かにそうだね」 「そんなことないですよ…」 花穂と店長にそう言われると頑張ってよかったって思える。 足引っ張ってなくてよかった… 「あ…そういえば瀬名くん迎えにくるの?」 外を見るなりそんなことを言い出した花穂。 なんで叶斗…?