「なんで今日は先に行っちゃうのよ!」


「別に俺の勝手だろ」



叶斗の腕を引っ張って腕を組んだ女の子に冷たく言う叶斗。



え…?



なにが起こってるの…?



叶斗って彼女にめっちゃ冷たいの…?



それに今日は私の家に気分で来たって言ってたけど彼女さんと一緒に登校する約束してたの…?



なんで私の家になんか……




「ほらっ、行こ? 叶斗くん!」



私のほうなんか見ずに女の子とくっつきながら先を歩いていく2人。



「っ、」



その時に女の子のほうに睨まれていたのはきっと気のせいなんかじゃない。



私、叶斗のことが分かんないよ…